2004-03-30 第159回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
○中村敦夫君 私が代表委員を務めます環境政党みどりの会議では、自然林の保護というのは最重要課題の一つとしていますので、大変この問題に関しては関心が深く、これまで林野庁とも何度も話し合ったりしてまいったわけですけれども、実はこの事件の舞台となった国有保安林というのは、生態学上、国際的にも非常に貴重なブナ林とみなされている場所なんですね。
○中村敦夫君 私が代表委員を務めます環境政党みどりの会議では、自然林の保護というのは最重要課題の一つとしていますので、大変この問題に関しては関心が深く、これまで林野庁とも何度も話し合ったりしてまいったわけですけれども、実はこの事件の舞台となった国有保安林というのは、生態学上、国際的にも非常に貴重なブナ林とみなされている場所なんですね。
○政府参考人(前田直登君) 本事案につきましては、平成十四年六月、関東森林管理局、今お話にありましたけれども、南会津支署管内の国有保安林におきまして、森林法に定めます福島県知事との協議を経ないまま、平成九年度から十三年度までの五年間におきまして、間伐などで立木二万四千三百十五本、うちブナ等の広葉樹百七十六本、これが伐採されていた事実が判明したわけでございます。
一昨年、関東森林管理局会津森林管理署南会津支署管内で国有保安林の違法伐採事件が明るみに出ました。これは林野庁による違法伐採ですからただ事ではないんですね。 そこで、警察庁の方にお伺いしたいと思いますが、事件の概要と現在までの捜査状況を簡潔に御説明いただきたいんです。
二〇〇二年六月、会津森林管理署南会津支署管内の国有保安林で、樹齢二百年を超えるブナ原生木が次々と伐採されているのを日本野鳥の会南会津支部が発見しました。野鳥の会の皆さんや研究者が学術調査をしていたときのことだということです。 保安林内は規制が厳しいはずなのにチェーンソーの音がするので、変だなと思って、その違法伐採を発見したわけです。
昨年の平成七年度予算の第二次補正におきましては、公益的な機能の発揮に向けた森林管理を一層促進したいという観点から、国有保安林緊急整備という名目のもとに百三十億円をいただきまして、国有林全体としては一般会計の部分では一年九カ月分という、従来にない破格の予算規模をもちまして国有林の経営を行っているわけでございます。
国有保安林の場合、五十九年生から百十四年生というような樹齢でございます。そういうことでございますので、訂正させていただきます。
そこで、私は最後の質問になりますが、関川村国有保安林に見られるような実例は、先ほど申し上げましたように全国的に広まっているとしたら大変なことだ。指摘した当該林分は、かつて栃木県那須の元国有林との交換分合によって莫大に不当な利益が小針暦二氏個人の懐に入った、国はそのために大損をしたという、いわくつきの一大事件であります。
保安林の荒廃している状況、買い上げ状況がもうずっと面積が少なくなってきている、一般会計から投入するにしても、国有保安林というものを指定しつ放しじゃなくて、そこの植林というものをきちっと行っていく、本来的な保安林の機能を発揮させるようにする、こういうことについても一般会計の中で見ていかなければならない問題があると思うのです。 これについては、大臣、どのように考えておりましょうか。
措置法によりまして保安林の面積が増加したけれども、実態は森林の保安機能の低下が問題にされ、特に奥地の国有保安林の荒廃が取り上げられているわけであります。保安林といいましても、特にその中で水源涵養保安林というものに指定しておきながら、木材生産第一主義という森林施業を行ったツケが今回ってきているのではないだろうか。
○斎藤(実)委員 北海道の札幌市の水源となっております定山渓の水源涵養保安林あるいは根釧地方の防風雨保安林など国有保安林が重要な役割を果たしておるわけでございますが、今回の法改正に関連しまして国有保安林についてはどういう措置を講じようとしておるのか、伺いたいと思います。
○秋山政府委員 いま御指摘の、福岡県の海岸にございます国有保安林の解除の関係につきまして申し上げますと、最近の五年間で申し上げますと、五十一年には七件で〇・三五ヘクタール、五十二年が四件で〇・九九ヘクタール、五十三年が三件で四・三〇ヘクタール、五十四年が四件で〇・七七ヘクタール、五十五年が一件で〇・二七ヘクタール、本年はいまのところゼロと、こういうふうなことになっております。
これはやっぱり私は少なくとも、民間林を民有保安林に指定したならば、それからしばらくの間は様子を見て、そして国有保安林に繰り入れていく、そういう計画じゃないですか、大体、もともとは。それを指定して一週間後に何で買わなきゃいけなかったのか。 それから、もう時間がありませんから全部言ってしまいますけれども、先ほどあなた方は、内部で基準を定めた。
それをあなたの方では受けておるわけですけれども、この地図で見ますと、ここはあなたの方の国有保安林なんです。その際なんです。ここに堰堤がある。その堰堤が崩れておるのですね。この下をやりましたら、これは上から崩れるに決まっておるのです。この下にもたくさん家があるのですが、やられたんじゃ住んではおれぬというわけですよ。それについて建設省の計画局の方からひとつ御答弁いただきたい。
自然保護局長に伺いますが、芦屋市の城山というところ、すでに私、あなたの方に連絡してありますけれども、この地域に五千百三十平方メートルの住宅地造成をやろう、こういうことで、いろいろと芦屋市にも申請し、あるいは県にも申請しようとしておるわけですが、この点について、これはちょうど国有保安林のすぐ下でございまして、しかも、この地域の地質は花商岩の風化したところでありまして、昭和九年の室戸台風あるいは十三年の
去る三月二十九日の予算委員会の総括質疑で、田中総理をはじめ農林大臣、環境庁長官、防衛庁長官等関係閣僚に対し、日光国立公園内の国有保安林自然保護の見地から、栃木県の塩那道路五十・四キロメートルの乱開発について指摘したところでございますが、この問題についてその後若干の調査をしておられると思いますけれども、雪なんかもあった関係で、どの程度できておるか疑問でありますけれども、総理も総点検をして結果を報告するということになっておりますが
そこで、次は林野庁にお伺いしますけれども、村上営林署管内の新潟県と山形県の県境のわらび峠一円も国有保安林になっておりますが、村上営林署が昭和四十七年十月に掲示板を立てて、水源涵養、土砂流出防備保安林として、ここは国有保安林です、木を切ったり草や土石などをとることはできません、と、仰々しく掲げております。私は現地を見まして、写真をとってきましたので、長官並びに政務次官、ひとつこれをよく見てください。
○瀬野委員 それだけ伺っておきまして、きょうは時間の関係もあるので、問題を指摘して、その見解を承る程度にしておきますが、このほか全国的に私がいろいろ調査している中でも、数多くある国有保安林の中で、特に次の個所について私は指摘をしておきたいのであります。 一つは、北海道の大雪山国立公園、阿寒国立公園においても、トドマツ、エゾマツ等の原生保安林がどんどん切られているわけですね。
環境庁長官にお尋ねしますけれども、この塩那道路は、先ほど申しましたように、総延長五十・四キロメートルのほとんどが日光国立公園の国有保安林になっております。また、その中にはかなり広範にわたって、特別地域の第一種、さらには第二種、その他は普通地域になっておりますが、得がたい貴重な保安林であります。
それをどうこう言うわけじゃありませんが、土どめ工事やらいろいろなことは県がやるということで、普通ならば国有保安林に道路建設する場合は、国民の血税の保安林です。しかも、この保安林は、昭和三十二年か三十九年ごろから、いわゆる民有地を買い上げた貴重な東京都の水源、または宇都宮市の水源地になるところの源流の国有保安林です。
林野庁といたしましては、この法律の六条と国有財産法の十五条の規定に基づきまして、当該国有保安林を防衛施設庁に対して毎年継続して使用することを承認すると同時に、防衛施設庁は、安保条約の第三条と行政協定の第二条の規定に基づきまして、米軍の使用する区域として提供して、米軍は四十七年の三月三十一日まで引き続き対地射爆撃場として使ってまいったというふうな事情でございます。
○平松説明員 自衛隊に作業許可を与えた面積は三百三十三ヘクタールの国有保安林のうち四十ヘクタールの無立木地のうちのさらに二分の一の二十ヘクタールという部分が作業許可の対象になっているわけでございます。
○平松説明員 保安林の関係につきましては、四十七年三月三十一日付の書類で、宇都宮営林署長から栃木県知事あてに、国有保安林と民有保安林の保安林解除の協議を行なっておるところでございます。
号) ○食糧管理制度堅持に関する請願(第一九九九 号) ○肉用牛の生産振興に関する請願(第二〇九一 号) ○中国産食肉輸入禁止解除に関する請願(第二〇 九五号)(第二〇九六号)(第二〇九七号) (第二〇九八号)(第二〇九九号)(第二一〇 〇号)(第二一〇一号)(第二一〇二号)(第 二一〇三号)(第二一〇四号) ○米の生産調整に関する請願(第二三〇〇号) ○工場廃水浸透池造成に伴う国有保安林
現時点では、一般会計から入れたもので保安林を買い上げてはおりませんが、制度としてはそういうものが残されておるということで一般会計から入れて、国有保安林をふやしていくということにつきましては、今後の課題になると思います。
民有保安林の整備、個人の力で公的な面に対しての協力を求める、そうしたようなことは事実もって容易でないわけでございまして、やはりこのような公的な性格を持つ国有保安林の運営について、民有保安林はこれを国が取得して、これを保安林として実効の上がるように整備を進めていかなければならない、こう思うわけでございます。
○東中委員 農林大臣の名前で訴訟が出されているんではなくて、地元の人ですね、結局国民の側からこの長沼町の国有保安林指定解除の告示という行政処分をやった農林大臣、すなわち行政庁を相手に起こしておる裁判です。だからこの裁判の当事者は農林大臣と原告である国民である、当事者はこういうことになると思うのですが、その点はいかがでありましょうか。
次は、兵庫県の芦屋市というところのもと国有保安林であったところが民間に払い下げられまして、その付近の土地は六甲山系で豪雨が非常に多いところで、いままで何べんか事故を起こしております。昭和十一年あるいはまた昭和四十一年というように山くずれがありまして、非常に困っているわけであります。
いわゆるこの長沼町の保安林解除処分取り消し事件と申しますのは、北海道夕張郡の長沼町に馬追山というのがございますが、その付近に約三十五ヘクタールの国有保安林がございます。その国有保安林を農林大臣が四十四年七月七日、告示第一〇二三号をもって保安林の解除の告示をいたしました。